ばけらの

杉井光が仕事場としている、池袋に集まっている、作家仲間との日常生活に、尾ひれを付けて、しかも、作家仲間を化け物してしまった。っていう小説。
葉隠イヅナなたぶん、杉井光と一緒に電撃文庫で受賞した支倉凍砂の事なんだろうけれど、イヅナに関してはまじでこういうキャラなんじゃないだろうか・・・とか思ってしまう。だって、池袋にいる人達のblogを読んでいるとそんな印象しかw
帯に書かれているように、株三割、パチンコ三割、ネトゲ三割、後の一割はニコニコ動画らしい、そんな描写ばかりだよw
そんな身内の話ばかりなんだけれど、それなりに面白い。
何でそれなりかというと、さくらファミリア!程、話のテンポがよくない感じがした。面白い事は面白い部分もあるんだけれど、一章ずつの流れを作る時に、小説は会話がメインなので、ああ、会話をしながら話を進めるのが苦手なんだ。って思った。
死図目のイタカにしても、火目の巫女にしても、会話を中心に物語が進んでいくことは無かったからね。
本人もそれは自覚しているのか、作中で、杉井君は会話が下手だからね。と何度か言われている。そもそも、支倉凍砂の会話文章の巧さは異常だと思うし、そんな彼が同期受賞で更にいつも一緒にいるなら、意識しない訳は無いよね。
俺的には、支倉凍砂の会話の巧さだけでなく、杉井光のダークな物語を書く巧さは負けてないと思うけれど。物語を語っていく中での雰囲気作りの巧さというのかな。そういう意味ではどちらも、巧いのは変わらないと思う。
全然ばけらのの感想になっていないけれど、買って損はないけれど、手放しで面白すぎる!って訳ではないかな~

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